コロナ禍で急速に広まったオンラインでの会議や飲み会。
私立の学校では早い段階で保護者会もオンラインで開催されていましたよね!
私の子どもの通う公立の小学校でもようやくオンライン保護者会が導入されました。
同じ市内ですが、小学校は導入されましたが、中学校はまだ…
オンラインへの対応は、学校によってスピードが異なるんだな、と改めて感じます。
今回は、実際にオンライン保護者会に参加して感じたメリット・デメリットについてご紹介していきたいと思います。
オンライン保護者会とは
zoomに代表される会議用アプリなどを利用して、学校でオンラインをつないで発信される保護者会のことです。
保護者は、自宅あるいはネット環境のある場所からネットをつないで保護者会に参加することができます。
ネット環境があり、オンラインのつながる端末があればどこでも参加できることが大きな特徴です。
会議用アプリは色々ありますが、私の子どもが通う公立の小学校ではzoomというアプリを使用しています。
https://zoom.us/jp-jp/meetings.htmlZoomの場合は、保護者会開催前に
【ミーティングURL】
【ミーティングID】
【パスコード】
が学校から通知されます。
時間になったら、指定されたURLにアクセスし、IDとパスコードを入力すると画面が映し出されます。
顔出し必須の場合は、カメラはONにしておく必要がありますが、顔出しが必須でない場合は、顔出ししなくても参加できます。
午後はお疲れ気味の老け顔になってるから、顔出しなしは嬉しい40代の本音・・・(笑
音声も基本的には、ミュートにしておきます。
質問など自分が発言する場合には、マイクのマークを押してミュートを外すと、自分の発言がミーティングルームのみなさんに届きます。
オンライン保護者会のメリットとは
ネットワークのつながる端末さえあれば、どこにいても参加できるのが最大のメリットですが、他にはどんなメリットがあるのでしょうか?
具体的には、このような声が聞かれました。
いくつかピックアップして、具体的に見ていきましょう!
外出しなくてもOK!どこからでも保護者会に参加できる
これは、移動時間が減り、時間を有効活用できるというもの。
働くママは、これまで保護者会に参加するために有給を取得したり、半日休みをもらったりして調整していましたよね。
ところが、オンラインの保護者会であれば、どこでも参加することができます。
職場に事前に伝えておけば、保護者会の始まる14時からにお昼休みをずらしてもらい、「1時間だけ別室で保護者会に参加する」ということも可能です。
自営業でなかなか抜けられない方も、休憩室や別室などで小一時間であればスマホを利用して参加もできるので、とても便利です。
小さい子供がいても参加しやすい
小さい子供を連れながらの保護者会参加はとても大変ですよね。
先生のお話中に泣き出したり、大きな声でしゃべり始めたり。
はたまた、トイレに行きたいと言い出したり、あきて走り始めたり・・・
他の保護者の方の迷惑にならないかと常にハラハラドキドキで、正直先生のお話どころではありません。
しかし、自宅からオンラインで参加するのであれば、こちらの音はマイクをミュートにしていれば入らないですし、途中で抜けたりもしやすいので、気持ちもラクに参加できます。
「保護者からひとこと」や「親睦を深めるゲーム」がないので気持ちがラク
担任の先生の方針にもよりますが、保護者会の最後に「保護者からひとことお願いします」という時間が設けられます。
特に年度始めの保護者会は、1年間一緒のクラスになるみなさんへのご挨拶ということで、その時間があらかじめ取られている場合が多いです。
同じクラスの保護者の方はどんな方がいらっしゃるんだろう?
この1年お世話になるから、ひとことご挨拶をしておかねば!
という気持ちももちろんありますが、一方で
「何を話せばいいだろう」
「自分の番が来るまで緊張して他の人の話が頭にはいってこない」
という声も。
また、「ひとこと」だけならまだいいのですが、以前私が体験したのは「保護者同士の交流を深める」という目的で行われた親睦のためのゲームの時間。
ハンカチ落としゲームのようなものや椅子取りゲーム、カードを使ったゲームなどで親睦を深めるというものでした。
純粋に楽しめるママもいらっしゃると思いますが、ほぼ初対面のママ同士だったりすると場合によってはやや負担になるママも。
もちろん、その交流を通じてママ同士が仲良くなり、横のつながりができるという意味ではありがたい機会です。
私も、今まで話をする機会のなかったママとも話ができたのはよかったなという思いがあります。
しかし、それがやや負担だと感じていたママにとっては、オンラインで開催されることにより、その時間が割愛されたこともメリットの一つと言えるでしょう。
オンライン保護者会のデメリットとは
では、オンラインでの保護者会におけるデメリットとはどんなことでしょうか?
こちらも具体的に見ていきましょう。
担任の先生に直接ご挨拶ができない
1年間担任をしてくださる先生には、直接ご挨拶をしたいという保護者の方は多いと思います。
しかしオンライン保護者会ですとその時間が設けられない限りは、先生からのご挨拶や伝達事項など一方通行で終わってしまうため、ご挨拶をする機会がありません。
特に我が家のように相談したいことや先生に先に謝っておきたい場合などはご挨拶ができる機会がないのはちょっと困ります・・・
同じクラスの保護者の方との交流が難しい
オンライン保護者会は基本的に、先生から一方的に説明が行われる場となります。
横のつながりを持つ場ではないので、同じクラスの保護者の方と交流をするのは難しくなります。
対面であれば、隣の席に座っている保護者の方と少し言葉を交わしたりして、ちょっとした悩みも共有したりアドバイスをもらったりということもできましたが。
画面を通じて、どんな方がいらっしゃるのかな?と顔を見ながら想像することしかできない状況です。
自宅で参加した場合、子どもが邪魔して集中できない
対面での保護者会の場合は、子どもを預けて参加したり、幼稚園でれば延長保育を利用して参加したりということもありますよね。
自宅で参加できるので、小さい子供はそのまま一緒に参加できて他の方に迷惑をかける心配がなくていいという面もある一方で、小学校から帰宅した子どもたちが興味本位で画面をのぞき込む、隣で騒がしくしていて話が聞こえない、、、ということも。
実際の学校の雰囲気が分かりづらい
教室の雰囲気や教室の中の掲示物を見ることができないので、様子が分かりづらいという点があります。
教室には、子どもたちの作品が飾ってあったり、班活動の様子であったり、育てている植物があったりしてその様子をから学校生活を想像することができますよね。
オンラインで教室内を見せていただくこともできますが、なかなか雰囲気や様子を掴むのは難しいと感じています。
子どもの机の中がチェックできない
毎回、保護者会に参加するときのメインと言っても過言ではない、「机の中チェック」。
しっかりしたお子さまの場合にはそんな心配はないと思いますが、我が家のように机の中に何を入れているか分からない男子の場合は、このチェックが欠かせません。
一体いつのプリント?!
なんでゴミがここに入ってるの?!
ないないと言っていたノリがここに3つもある!!
などなど、発掘されてびっくりするものなども多々。
定期的な「机の中チェック」ができないので、学期末に持ち帰るお道具箱セットがとんでもない状態になっています。
オンラインになってしまったことで、机の中チェックができないのは我が家にとっては一番のデメリットです・・・
まとめ
今回は、オンライン保護者会について体験してみて感じたメリット・デメリットについてご紹介しました。
忙しいママにとっては、総じてメリットの方が多いと思います。
ただ、一律「オンライン」ということではなく、オンラインと対面を選択できたり、全体的なガイドラインはリアルタイムではなくても「オンライン配信」という形で行ってもいいのかな、と感じてもいます。
そして必要な時に、個別でも時間差でも学校に出向く機会もあるといいのではないでしょうか。
オンラインと対面のハイブリットが理想なのかも、というのが現時点での感想です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。